みなさん、こんにちは!
建築系の会社で働くサラリーマンのシロヤギです。
「転職する決意はできたけど、何から始めたらいいかわからない……。」
私自身も転職活動の始めたては手探り状態でした。
転職が終わって振り返ってみると、
「 今ならばこう進める! 」
そう思っている方法を今回お伝えしたいと思います!
転職活動の進め方は様々ですので、1つの方法として捉えてもらえればと思います。
転職活動で悩んでいる方、始めたはいいけど何していいかわからない方の参考になればと思います。
『 始め方の流れ 』
ズバリおすすめの始め方は下記の通りです。
1.転職サイトで気になっている企業の募集や口コミを見てみる
↓
2. 転職の動機を整理して転職条件を洗い出す
↓
3. 今までの関わったプロジェクトを箇条書きで整理しておく
↓
4. エージェントと面談する
↓
5. エージェントに求人票を提示してもらう
↓
6. 求人票で気になる企業をピックアップ!
↓
7.職務経歴書の作成
↓
8. エージェントを通して応募する企業に書類選考を依頼!
↓
9. 面接準備 ※ものすごい大事
↓
10. 書類審査通過で転職本格スタート!
以上が大まかな流れです。
少し順序が多いように感じますが、エージェントに連絡を取ってからは
アシストしてくれるのであまり心配いりません!(エージェントの力量にもよりますが、、)
転職活動時、意外と始めるまでの流れが具体的に書かれていることがなくてとても不安でした。
少なくともこの流れが頭に入っているだけで不安感が取り除けると思います!
これだけではよく分からないと思うので次から詳しくみていきたいと思います。
『 1.転職サイト等で気になっている企業の募集や口コミを見てみる 』
始めの一歩に何をしたらよいのか分からない!
会社の同僚や上司には絶対に悟られたくない!
そういう方はまずは、
「Open Work」
というサイトで気になっている企業を検索してみるのをオススメします。
「 転職したい!」
と漠然と思ってても、いざ調べてみると案外今の職場環境がベストだったりと気付くことがあります。自分の働いている環境を客観的にみる機会にもなるので、口コミでいろんな企業のリアルな声を見てましょう!
「客観的に自分の働いている環境をみる」
という観点でいうと、自分の今の会社を検索するのもおすすめです。
記載内容、口コミを見てみると、
「ちょっと良い意味に捉えすぎているな」とか、
「ここまで悪くはないな」とか、
ウソではないけど少しずれていると感じると思います。
建築業界だと特に残業時間トリックは感じます。笑
特に残業時間なんかは表記から±10~30時間のブレは覚悟する必要はあると思います。
実際に口コミを眺めていると魅力的にみえる企業があると思うので、
箇条書きでMEMOしておくことをオススメします。
私も箇条書きにすることで、転職条件で重要にしている項目が少しずつ見えてきました。私の場合は、
「仕事内容、年収、残業時間」
の優先順位が高いことがわかってきました。
逆に勤務地や会社規模、福利厚生の優先順位は低いことがみえてきました。
なんとなく重要視していることや、気になる企業が見えてきたら次のステップへ!
『 2.転職の動機を整理して転職条件を洗い出す 』
ここで改めて転職活動の動機を整理していきます。
単純に「何が嫌なのか」を箇条書きで書き出していくと頭の中が整理されていくと思います。
私の場合の「嫌なこと」は、下記の記事で詳しく書いているので詳しく知りたい方はどうぞ。
ちなみに私の嫌なことは大まかに分類すると7つありました。
① 残業が常態化していること
② 追われる業務ばかりこなすこと
③ 自分が納得していない業務をしなくてはいけないこと
④ プロジェクトの企画から竣工まで立ち会えないこと
⑤ デザインがほとんどできないこと
⑥ 周りで働いている人も苦しそうに仕事していること
⑦ 時給換算した時に給料が学生アルバイトより低
が挙げられました。
ぜひ参考にしてみてください。
建築系ならではの悩みもあるので、建築関係で働くみなさんには思い当たる節があるのではないでしょうか。
ここでは抽象的でもよいです。
優先順位と、今よりどのくらい改善したいかを漠然と思っているといいと思います。
ここまでできたら次のステップです!
『 3.今までの関わったプロジェクトを箇条書きで整理しておく 』
エージェントに連絡するまでの最後の準備です!
やっておくこととしては、
今までの関わったプロジェクトを年代別に箇条書きしておくことです。
ちなみに書くことは下記内容がオススメです。
・いつやってたか
・プロジェクト名
・規模(延床面積と階数ぐらい)
・用途
・段階(基本設計等)
例)
2019~2021、●●●PJ、●●●㎡、●階建、住宅、実施設計
2020~2023、●●●PJ、●●●㎡、●階建、事務所、設計監理
2022~2023、●●●PJ、●●●㎡、●階建、ホテル、基本設計
例のようにまとめられるとベストです!
後々必要になってくる職務経歴書のベースともなるし、
エージェントと面談する時に経歴を話せるとスムーズに話が進みます!
ここまで済ませたら事前準備は完了です!
『 4. エージェントと面談する 』
ついにエージェントに相談する段階です。
ここでのポイントは2社以上のエージェントと連絡をとることです。
1社だけでは単純に相性が合わなかったり、意見が偏っていたり、
という可能性があります。
私自身も相談した時にそれぞれのエージェントで意見が別れていました。
身を持って体感したので、2社以上に連絡をとることはほぼマストかなと思います。ちなみに私が連絡したエージェントでは、
エージェントA
「まだ経験が足りないのであまり転職はおすすめできない」
エージェントB
「年齢的にも経験的にも今まさに転職のベストタイミンングだと思う」
といった感じで意見が割れました。
理由も含めて詳しく聞きましたが、どちらの意見も間違いではないと感じました。
自分の考えと合っていそうか合っていないか、
感覚的なもので判断して良いと思います。
最初はどこのエージェントを選んでいいかわからないと思いますので、
実際に使って良い印象だったエージェントをお伝えします。
・マイナビエージェント
→若手でもOK
・JACリクルートメント
→高年収向け(挑戦という意味でもOK)
・クイック
→建築系専門
他の気になるエージェントでも問題ありません!
大事なのは面談するところまでは2社以上!
働きながらだと大変ですがとても大事です!
面談では前項でまとめてきた、
「2.転職の動機を整理して転職条件」
「3.今までの関わったプロジェクトを箇条書き」
をお伝えするととてもスムーズです!
『 5.エージェントに求人票を提示してもらう 』
エージェントと連絡をとると、
「面談ではこのまま転職を進めるかどうか」
「求人票をだすところまでやるかどうか」
等々を問われると思いますので、まずは
「求人票まで見て判断したいと思います。」
と伝えるのがベストかと思います。
提示される求人票を見ると、
今の自分の業務経験、年齢から市場価値が客観的にわかります。
私自身も求人票をチェックするまでは転職するかどうか悩んでいました。
いざ提出された求人票をみてみると、
思っていたより条件に合う企業が多く、転職活動をさらに進めていこうという気持ちになりました。
『 6. 求人票で気になる企業をピックアップ!』
エージェントに求人票を依頼すると、大体1〜2週間ぐらいで求人票を送付してくれると思います。その間は次項の「職務経歴書」を準備しておくのも1つの手です。
いざ、エージェントから求人票が届くと数には個人差はあると思いますが、
10~30社程度は提示してくれると思います。
もし、気になる求人票があったらピックアップしておきましょう。
ピックアップ方法は下記のように比較表をエクセルやスプレッドシート等でまとめると比較しやすくおすすめです。

業種や業界によって分けて比較すると、仕事内容はもちろん残業時間や年収の幅があることに気付くと思います。
自分の条件と照らし合わせていくと、自ずと業種業界が絞られていくかと思います。
実は自分自身はインテリア系の業界にも憧れていたのですが、
残業時間と年収が自分の条件と合っておらず、候補からは外しました。
全ての条件を満たしている企業があれば本当に恵まれていることですが、
優先順位の高いものを満たしているものもピックアップしておくと良いと思います。
この段階で求人票で提出されたものや、面談での雰囲気を見て、エージェントを絞ってしまって良いと思います。
複数社受ける場合にエージェントも複数いると働きながらではとてもじゃないけど捌ききれません。
気になる求人票をエージェントに連絡できたら、いよいよ次は職務経歴書の作成です!
『 7.職務経歴書の作成 』
選考に進みたいと思う企業や、気になっている企業が合った場合は「職務経歴書」を書いていきましょう!
職務経歴書とは?
企業に自分をアピールする書類で、業務経験や知識、スキルなどを記載する資料です。
転職エージェントに、選考を進めることを伝えた段階で書くよう促されると思いますので、
「3.今までの関わったプロジェクトを箇条書き」をベースに肉付けしていきましょう。
職務経歴書にはフォーマットの決まりはないのですが、初めての場合は転職エージェントから提供してもらいましょう。
職務経歴書の書き方やポイントは後日まとめていきたいと思っています。
『 8.エージェントを通して応募する企業に書類選考を依頼! 』
職務経歴書が書けたら、ついに企業に応募することになります。
ここでのポイントは、
全ての条件に合っているわけでなくても受けてみる!です。
例えば、1つの条件を除いて他は満たしている!とかだったら受けてみるべきです!
面談する中で他の会社の内情を知れればラッキーですし、
面接時の交渉で自分の条件に近づけることができる可能性もあるからです。
2つ目の理由が、
もし1社だけ受けて受かった場合、全く比較することができなくなるということです。後から追いかけて他の企業の選考をしても、企業側がそれほど長く回答を待ってくれません。
大体、企業の採用連絡から1〜2週間での判断が求められます。
最初に気になっている企業Aに採用をもらって、後に本命の企業Bから採用をもらって、条件を比較してみると、案外最初の気になっていた企業Aの方が条件がよかった!なんてこともあります。
比較するためにも同時並行で進めていきましょう!
そしてもう1つ理由があって、
本命の企業の事前練習になるからです。
特に面接の序盤の質問は大体同じです。
本命企業前に他の企業で面接を受けていくと、雰囲気や緊張感も味わえるのでおすすめです。
1つ1つの面接は、本命の企業、そうではない企業も全力で臨みましょう!
失礼な態度や事前準備しないなどはどんな企業相手でも論外です!
書類選考については3〜10社ぐらいまでは同時に出せるとよいと思います。
結局、書類の通過率も平均で50〜60%程度ですので、
書類選考で半分ぐらいは落ちるのが普通だと思っておいて大丈夫です!
仮に10社受かってしまったら、その時辞退することを考えましょう。
それはそれで悩むと思いますが、とても幸せなことです!
『 9. 面接準備 』
書類選考も企業によってですが早いと1週間、遅いと2〜3週間ぐらいかかります。
その間は「面接の準備」をしっかり行いましょう。
書類選考は職務経歴書の内容により決まってしまいますので、
業務経験や年齢が企業にマッチしていないと通過しないため、
今からすぐに対策はできません。
ただ、選考が面接まで進めれば話は別です。
面接は今からの対策で大幅に採用に近づくことができます。
正直、
「時間がなくて全く面接の対策できない」
「ありのままの自分で行こう」
という状況で採用までの道のりは遠いです。
私自身はやれる限り、考えられる限りの面接準備をします。
準備が功をそうしてか、転職活動の面接では落ちたことがありません。
「決して人前で話すのが得意で、喋るのが好きなタイプではありません。」
なんなら苦手な方です。
それでも転職活動で計7回面接しましたが全て通過!
最終的に絞った3社からは全て合格を頂くことができました。
記事自体が長くなってしまうため、面接の具体的な準備方法については後日まとめていきたいと思います。
『 10.書類審査通過で転職本格スタート! 』
1週間経つと、何社からか書類選考の結果が届くかと思います。
とりあえず一次面接までは受けてみる!
面接することで転職活動の雰囲気だったり、自分の市場価値が測れる!
もし、本命の企業と、気になっている企業も同時に選考を通過した場合は、
まずは気になっている企業を先に面接して、慣れてから本命の面接に望むのがおすすめです。
おそらく書類選考に通過すると、WEBテストを受けることになると思います。
就職活動で受けた方も多いかと思いますが、言語・非言語などを受けることになります。WEBテストも対策は必須です。特に非言語は忘れているとほとんど解けないので、ネットに載っている無料の対策ページを参考にしてみてください。
そしてWEBテストを受けてから、
結果待たずに一次面接だったり、
結果出てから一時面接だったり、
とここからの進み方は企業によって大きく異なります。
その後の日程調整などは基本的にエージェントの方が先導してくれます!
先導してくれない場合はどんどん質問していきましょう。
『 まとめ 』
いかがでしたでしょうか?
今回は建築系の転職活動の始め方!ということで、
実際に面接するところまでの流れをまとめてみました。
1.転職サイト等で気になっている企業の募集や口コミを見てみる
2 .転職の動機を整理して転職条件を洗い出す
3 .今までの関わったプロジェクトを箇条書きで整理しておく
4 .エージェントと面談する
5 .エージェントに求人票を提示してもらう
6 .求人票で気になる企業をピックアップ!
7 .職務経歴書の作成
8 .エージェントを通して応募する企業に書類選考を依頼!
9 .面接準備 ※ものすごい大事
10. 書類審査通過で転職本格スタート!
転職活動を始めたての自分に見せたかった記事としてまとめてみました。
転職活動に悩んでる方、進み始めている方の参考になればと思います。
今後も建築系のサラリーマンとして、
「建築という職業を活かした人生設計」を 転職、一級建築士の勉強法、投資の観点から発信していこうと思います。
それではまた!